燃料費等調整額

燃料費等調整額とは?

市場価格に連動して電気料金を調整する仕組みが「燃料費等調整額」です。

発電に必要な燃料価格の高騰などにより、当社が電気を調達している市場に変動が生じるため、一般社団法人日本卸電力取引所(以下「JEPX」といいます)のエリアプライスに連動して月々の電気料金を「燃料費等調整額」という項目名で調整する方法を採用しております。燃料費等調整額は、各契約種別における料金について「その1月の使用電力量×燃料費等調整単価」の算式によって算定される金額で、「平均市場価格」が基準値(5.00円)を上回る場合は電気料金に「プラス調整」、下回る場合は電気料金から「マイナス調整」になります。

なお、燃料費等調整額に上限の設定はありません。

燃料費等調整額はどのように算定される?

JEPXが公表する各エリアのエリアプライス単月単純平均値に調達単価係数(本リリース時点では1.2)を乗じることで算出する平均市場価格と基準値(本リリース発表時:全供給エリア ¥5.00)の差分を「燃料費等調整単価」とします。 燃料費等調整単価に、お客様のその1月の使用電力量を乗じることで燃料費等調整額が算定されます。

※従量電灯Aの場合で、かつその1月の使用電力量が供給区域ごとに定める最低料金適用電力量以下の場合、その 1月の使用電力量を15キロワット時(ただし、四国電力送配電株式会社の供給区域の場合は11キロワット時)として算定します。

供給区域 最低料金適用電力量
関西電力送配電株式会社の供給区域 1契約につき最初の15キロワット時まで
中国電力ネットワーク送配電株式会社の供給区域 1契約につき最初の15キロワット時まで
四国電力送配電株式会社の供給区域 1契約につき最初の11キロワット時まで
このように算出された燃料費等調整額は、以下のように電気料金に組み込まれます。

※円単位、端数は切り捨てされます。

燃料費等調整額はどのようなタイミングで反映される?

燃料費等調整単価は毎月見直しを行います。具体的には、各月の平均市場価格に基づき、翌月の燃料費等調整単価を算定し、電気料金に反映しています。

たとえば、2025年2月分(2025年1月検針日~2025年2月検針日の前日の期間※)の燃料費等調整単価は、2025年1月1日~1月31日の平均市場価格に基づき算定します。

※ただし、各月の検針日が当該月の1日に該当する場合は、検針日が属する月の前月1日から末日までの期間に係る平均市場価格によって算定された燃料費等調整単価を適用します。

(例)
計量期間が2025年1月15日~2025年2月14日の場合: 2025年1月1日~2025年1月31日の平均市場価格に基づき算定
計量期間が2025年1月1日~2025年1月31日の場合: 2024年12月1日~2024年12月31日の平均市場価格に基づき算定

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